どんな大人になりたいか、を真剣に考える今日この頃。 ちとであります!
どうせなら未来のために働きたいですよ。
それはともかく、なんとなく書店で目に留まった『三銃士』を読んでるんですが、これ、なんか、わたしの知ってるのとちがう…(笑)
昔のアニメか何かのイメージとかだったのか、このまえのNHKの人形劇の影響か、アトスはおっさん、ポルトスはデブ、ダルタニャンは田舎の若造、アラミスだけやたら美男子、っていうイメージがあったのですが(そしてプランシェは猿←)、読んでみたらぜんぜん違った。(笑)
とりあえず4人とも若い! 一番年上のアトスでも三十代、アラミスが二十三~四、ダルタニャンにいたっては二十歳になるかならないか、だって…。 もっとおっさんたちの話だと思ってたよ。
そして4人とも、一切隠し立てすることなくおおっぴらにイケメン。 さすが貴族。 さすがパリジャン。 妄想による美形補整まったく必要なし。
なかでもアトスがものすごくかっこいいっていうか、最高にかっこいいんだぜこの男は!っていう描写がこれでもかって勢いでしてあったっていうか。
そんなアトスのところにダルタニャンがことあるごとに押しかけるのがかわいい。 アラミスの信仰心のブレっぷりがかわいい。 ポルトスはどう転んでも美男子ポルトスなんだって。 新しい…。(個人的に)
あと金品に対する感覚が自然というか、卑しくなくていいなあって思います。 地獄の沙汰も金次第?そんなのあたりまえだろ、っていうその感じが、所帯じみてるけどかえってスマートっていうか。
なるほどそうか、イギリスは革命前夜で爆発寸前、フランスは絶対王政前夜で宗教関連がまだまだメンドクセーな感じの時期。 ルイ13世はフランス革命期以前で最後にフランス議会を召集した王だったんだな。
…というような横のつながりをみたいとき、まだまだ現役で役に立ってくれている高校の世界史の資料集。(笑)
そういやトラン共和国って君主制じゃなくなっちゃったけど、貴族なるものはまだ存在するんだろうか。 いずれは現在の貴族的な身分の人がいる共和制の国のように、若干の特権を持つだけの普通の人って感じになっていくんだろうかな。 宗教の力は強くないし、共和制の執行権者に貴族を任命する権限なんてものはないだろうし。
ところで幻水的には貴族ってどういうルーツの人たちなんだろう。 やっぱりその、アレか、地元じゃ負け知らず的な感じの人が転じたのか。 マクドール家ってルーグナー家とはどういう関係なんでしょう。 継承戦争以前のマクドール家はどういう立場だったのか…継承戦争のころにぼっちゃん誘拐事件なんてものが存在したようですが、後継者を誘拐してぐらつかせることを思いつく程度には有名な家柄だったってこと? バルバロッサさまが重用しはじめた程度の新興貴族なのかなって漠然と思ってたけど、実際のところどうなんだろう。 バルバロッサさまだってそんなポッと出の男をあんなに重用するわけじゃないだろうし、やっぱりテオさまとは昔からなにか篤い親交がおありで。
だとしたらテオさまのお父さま(ということはぼっちゃんのおじいちゃん)が、バルバロッサさまのご学友に、とかなんとかいって、一緒に学ばれたとかいうようなことが考えられるな。 若い頃からゲイル方の風当たりが強くて、おれは疎まれているんだ…ってしょんぼりするバルバロッサさまに、大丈夫、わたしがついております、なんつって励ますテオさま。
うお、なんか親世代から貴族社会的な妄想ブワッとひろがった。 びっくり。
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