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ちとにっき

永遠に 生きるがごとく 夢をみる !

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体操科目

帝国貴族がうんぬんかんぬんの妄想をしていたらエンジンがかかってしまって、しまいには「とどのつまり、真の紋章ってなに」とかいう、ある意味ではものすごくどうでもいいことを延々と考えちゃあまとめていたんですが。
ふと我にかえって、その分量とか内容に自分でも若干引いたので、要約だけして抹消したいと思います…。
だれが読むんだこんなもん…。

幻水の世界観ってたいそう分析のしがいがあるのですが、考えたことをごく真剣にまとめようとすると、自分の論理的思考と論述に関する能力の低さを痛感する。
たしかに考えるのは好きだけど、思考は飛躍するし、まとめておくのも下手なので構成もうまくない。
考えたい命題があっちこっちに散ってしまって、結局なにか結論出したかっていうとそういうことにならないんだよなあ。
研究者になるってほんとうにすごいことだと思った。

今回浮上した疑問とそこから展開された考察等等:

1.真なる五行の紋章は「世界を構成する五行の力を司る」紋章らしい。他の真の紋章だって「世界の根源」であるのに、世界の構成要素が五行の紋章だけに集約されるというのはおかしくないか。

⇒真なる五行の紋章が司るとされているのは「純粋な力」。つまり我々の世界でいうところの力学的法則のことではないか
⇒ということは、真なる風の紋章の破壊というのは、五行の力の相関関係によって成り立っている幻水世界の物理法則を破壊するということにつながるのでは
⇒それってもはや、グラスランド一帯が消し飛ぶとかそういうレベルの問題ではないのでは…

2.真なる五行の紋章によって幻水世界の物理法則の全てが解明されるというなら、科学的イデオロギーの支配下で生きる我々の感覚からすると、そのほかの紋章の存在意義がないんですけど。

⇒そのほかの紋章が司っているのは、ほとんどが観念的なもの、つまり個体・社会的通念・文化などの諸条件によって容易に解釈が変わってしまうもの。
⇒そんなものについて司る、つまり「支配下においている」ということは、幻水世界のそういう観念には明確な解があるってことにならないか。
⇒たとえば「死」とか。ソウルイーターがほんとに生と死を司っているというのなら、ソウルイーターは幻水世界における「死」とはどういうものなのかとか、死後の世界がどういうものか(あるいはそんなものは存在しないのか)とか、我々が太古からずっと想像たくましくしてきた「死とは何か」という命題について、正解を知っているということになる。
⇒なるほど、まったく別の気候や文化を持つ国が複数あるはずのあの大陸に、創世神話がひとつしか存在しないことについても、このあたりから説明がつきそうだ。

3.で、結局存在意義は?

⇒幻水世界を支配しているそれらの観念的解を、内側から見ればそれはただの自然的に存在する法則でしかない。しかし、外側から見てみればどうだろう。
⇒幻水世界を作ったのは「やみ」。「やみ」は孤独のうちに苦しみ、「なみだ」を流したとされる。つまり、「やみ」は孤独であることを寂しいと感じる個体であったということだ。「なみだ」が我々が流すのと同じものかはともかく。
⇒寂しさを感じるような人間くさい「やみ」からうまれた「剣」と「たて」、そこからうまれた「二十七の真の紋章」。「剣」と「たて」を生んだあと「やみ」がどうなったかについては記述がまったくないわけだけれども、「やみ」から生まれたものに「やみ」の考え方が反映されていても、なんら不思議ではない。
⇒つまり、幻水世界というのは「やみ」の箱庭、ってことか。うおっ、それなんか怖いぞ!

4.蛇足、「罰の紋章」からの妄想

⇒世界の根源に「償い」と「許し」が存在するということは、幻水世界には原罪のようなものが存在するのだろうか。
⇒あるいは「やみ」にそれらが必要だった、ということか。
⇒こっからは想像。「やみ」はなんらかの重い罪過を背負って、それまで属していた百万世界のいずこかを追われた。まだなにもない幻水世界の素地となる場所に至って、「やみ」は幻水世界を生み出したけれども、そのとき「やみ」に残っていた思念のひとつとして、その罪過に対する「償いをしなければならない」という気持ちと「許されたい」という気持ちがあって、それが「罰の紋章」というかたちで顕現した、というのはどうだろう。いったいなにに対して償うのか、誰によって許されるのか、なんにも答えをくれないままの「罰の紋章」の存在について、これでなんとなく説明がつくような。


結論:「やみ」パネェ。(←)

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