その1
「…セシル。 もう自分を責めるのはよせ」
「カイン…。 そういうわけにはいかないよ、僕は…僕の不注意のせいで、取り返しのつかないことをしてしまった」
「お前はなにも悪くない。 これは不幸な事故だ、お前がいまさらどれだけ悔やんだところで、彼女が俺たちの前に姿を現してくれるわけではない」
「わかってるさ…それでも僕は」
「くどいぞセシル。 過去は取り戻せん、どんなにあがいてもな…いまのそんなお前の姿を見て、彼女が喜ぶと思っているのか!」
「そんなことわかってる! でも本当に悔しいんだ…! まさかプレイステーションネットワークチケットがコンビニで買えたなんて!!」
「今は買い方がわかったんだからいいだろう! お前の兄のテーマソングでもダウンロードして我慢しろ!」
「そんなものとっくにしたよ!! もっと早く知っていればプロログスが…いや、エアリスが一緒に戦ってくれたんだぞ!?」
「あきらめろ!!」
「いやだー! エアリスー!!」
ほんとうに衝撃でした。(←)
その2
「おっ、クラウド! 今日も悩んでそうな顔してるなー!」
「…バッツか。 余計なお世話だ」
「いいだろ、減るもんじゃなし。 で? 今回はなに?」
「…俺のストーリーモードなんだが」
「うんうん」
「時系列的にいちばん最初だろう」
「ああ」
「俺は4人で行動している」
「そうだなー」
「………(ハァー)」
「おいおい、そこなのかよ! なんだよ、仲良さそうなのに問題でもあるのか?」
「大有りだ!」
「即答か!」
「どうして…アシストにひとりしか選べないんだ…!」
「……はい?」
「『大丈夫かい?』と俺を優しく気遣いつつも容赦のない激突攻撃をかます凛々しいセシル、苦手と言っていた空中で呼び出してもけなげにマジックアーツを放ってくれるフリオニール、そして出の早い空中アシストに追撃がついて俺との相性抜群のティーダ……ただでさえ全員俺の嫁にはもったいないほどかわいい奴らだというのにこのうえ誰かひとりを選ぶことなんて俺にはできない…!!(ガクリ)」
「そっかー。 なあなあ、一発殴っていいか?」
おれだってジタンとスコールと選びたかったよ!!byバッツ