忍者ブログ

ちとにっき

永遠に 生きるがごとく 夢をみる !

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

寝てると雷が落ちる

さるお方から

「ちとさんサイトやめてしまうんですか? 残念です…」

というメッセージをいただき、

「え!? やめねえっすよ!?」

と、びっくらこいたを見ました。


あーびっくりした…いつそんな発言したのかと焦りました(夢で)
知らない間にやってたらどうしよう…酔っ払ってるときとか(洒落にならねえ)


今日は幻水です!
幻水でしかも学園パロでしかも唐突に終わります。
うーん。 本当はもうちょっとつづけようかと思ったけど、なんかもういいやってな気分になっちゃったのでオッケ!(暴君がおる)


フリックは数学っぽいかな、とずっと思ってました。
こういうのって、いろんな人のお話聞いてみたいかも…!
フリックは数学で、ビクトールは化学?
クレオは英語で、寝てる奴にはチョークがぶっすり。(死ぬって)
体育教師兼、トラック競技世界記録総ナメのスタリオンとか。
あいつ確か、ああ見えても29とか27とかだった気がする。

「あっ、フリック先生だ! おーい、せんせぇー」

やかましいのに見つかった、と、フリックは内心首をすくめた。
やむなし、振り返ると、案の定そこには学校名物のお騒がせ姉弟。
自販機コーナーの前に置かれたベンチの上で、向かい合ってノートを広げている。

「ちょうどいいところにきた! 先生、学園祭の生徒会企画なんだけど」
「お前らなー…俺は補修のプリント作ってる最中なんだが!」
「えーいいじゃん、ちょっとくらい」

先生のしみったれ、と、非常に聞き捨てならない悪口を言う弟の方だが、何の悪戯か、この学園の現生徒会長である。
ほんの気まぐれで、時折とんでもない迷惑な企画を提案する以外は、ほんわかとした外見に似合わずなかなかのリーダーシップの持ち主なのだった。

「俺は忙しいんだよ!」
「まあまあ、そういわないで! ね? ね? 今日はお客さんもいるんだよ!」

この学校に採用されて5年経つが、いささかナメられている感が否めない若手数学教師フリックだったが、「お客さん」の一言にふと興味をそそられる。

「お客さん?」
「フリック先生、お久しぶりです」

第三者の声にそちらを見ると、懐かしい笑顔がフリックに向けられていた。
驚きで、フリックの目が大きく見開かれる。

「お前…リカか!?」
「ご無沙汰してます」

隣でにやにやしている姉弟はとりあえず無視して、約3年ぶりの再会にフリックは思わず彼の肩をぽんぽんと叩いてみる。

「懐かしいなあ…本物か?」

はは、とリカが笑った。

「俺の偽者なんか、いてどうするんですか。
 …でも、先生もお変わりなくてよかった」

リカは今から3年前に生徒会長を務めていた生徒だった。
当時の学園はひどく荒れていたのだが、1学年の終わりから生徒会に入り、他をして「穏やかで爽やかな」気風と言わせるまでに変えた、生徒会史では伝説的な人物である。
当時採用されたばかりだったフリックは、教師の中では最年少ということもあって、よくリカから相談を受けたりしたものだ。

「ああ…相変わらず、お前みたいな破天荒な奴に振り回されっぱなしだ」
「そりゃ性分ですよ。 仕方ない」

成績優秀で品行方正だった彼は当然、名門への進学が期待されていたのだが、周囲の期待をよそに本人は進学も就職もせずに、バイトをしながら全国を旅してまわるという、これまた奇想天外なその後を送っている。

「まあ、積もる話もあるし、何か飲むか?」
「え、いいんですか?」
「えーー!! 先生、先輩にばっかりずるい!」

僕も、わたしも、と、周囲でぎゃあぎゃあと騒ぐ二人にも、仕方ないので何がいいかを訊いた。

「先生、先生、僕炭酸がいい!」
「わたし牛乳屋さん! アイスで!」
「あーわかったわかった! わかったから蹴るな、膝裏をっ!」
「あはは」




15のお題×15の台詞
05. カップベンダーの自販機×「蹴るな、膝裏をっ」

拍手[0回]

PR

Copyright © ちとにっき : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]