家にありそうなもので15のお題【9.扇風機】
「………」
「………大兄貴、なんだこれ?」
「おお、すげーだろ。 こいつがうわさのせんぷーきだぜ」
「…せんぷーき…」
「見ろ。 ここにあるこの出っ張りをかちっとやると…」
「! うおお、なんか回ったぞ!! 風が来る!!」
「間違っても指突っ込むなよ、切り飛ばされっからなー」
「! なあ益徳殿、これ」
「んあ? なんだなんだ…」
「…弱、中、……」
「……飛?」
「……飛?」
「おッ、よく気ぃついたな子竜。 そいつには実はおそるべき機能がある…」
「おそるべき機能…」
「そのぼっちは最後の手段だ。 戦場で敵に囲まれ、もはや絶対絶命となったそのときに、このぼっちを押すと…」
「押すと…?」
「飛ぶ!!」
「!!」
「まじでか!! すげえよ兄貴!!」
「ただし、その回転と旋風のすさまじさに耐えられるもののみに許された極意だ。 もしも耐えられなければ…その身体は木っ端微塵に砕かれ、無残な最期をさらすことになる……」
「…!」
「(…ごくっ)」
「どうだおめえら、試してみるか(にやり)」
「…! お、おい子竜、おめえちょっと試してみろ! 飛んでみろ!」
「! え、益徳殿が先にやればいい! まずは年長者に譲れと論語にも書いてあった!」
「おめえそういうときばっか勉強してるフリしてんじゃねえよ!」
「(……『飛』の字だけ兄者のきッたない字なのに、なんで気づかんのだ、あのふたりは…)」
久々に登場したと思ったらあいかわらずひと言くらいしかせりふのない雲長殿。
もとネタ:センプーキ/PSPo2。
すげー! もう半分すぎたよ! ていうかあと1週間弱でシュウ軍師と(以下略)
普段から好き放題やってると、誕生日だからといって自分にごほうびをあげようとかっていう気分にならないのが、なんだかなあってかんじです。
とりあえず、今後の美と健康のために体組成計を買ってあげようかなと。 50g単位とかで測定できて、体脂肪率とかもはかれちゃうやつ。 オムロンかタニタかで考え中。
あっ、拍手、どなたかまいにち、ありがとうございます!
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