1週間とはいうものの、さいしょの2日は遊びにいってました。 静岡に。
とりあえず年月の経ったのを感じた。 いろんな意味で。 悪い意味ではない。
県立美術館に行ってきました。 美術館は大好きです。 こういう非日常的な空間にはなるべく足しげく通いたいなあと思うのですが、なんせ近くにないもんですからねえ…。
小谷元彦特別展やってました。 うんなんていうか…お子さん連れで入るのはちょっと…。(笑)
怖い、気味が悪い、っていう感情を抱かせるような作品があったけど、でもそういうのをちゃんと観ることってだいじなのかもなあって思う。 向き合って考えるとすごく精神が消耗するから、慣れてる人に解説してほしいって思うんですけど、それって結局考えるのやめるのといっしょだよな。
すごくつきつめたかたちでの再構築というのか。 理解して言葉で表現するのなんてわたし程度じゃぜったいむり、って感じだったけど、受けたショックを誰かの受け売りで薄めなかったことだけはほめてやってもいい、なんつってーなー。
連れてってくれた後輩は『Phantom limb』に惹かれたらしく、そのはなしばっかりしていた。(笑)
大学のころは哲学方面にいましたけど、芸術思想って仏教とならんで難しいっていうイメージがある。 芸術思想だけじゃなくてハイデガーとかそのへんもな。
現代芸術の思想っていうのは脱構築主義となかよしなところがあって、われわれが普段接するなにげないものやことをばらばらにして、もういちどあらためて、こんなふうにみてみるのはどうだろう、っていう作業なんだーって思ってる、だいたいあってると思うんだけどこれじゃ全然伝わらないなあ。(ハハハ…)
まあとにかく、わたしにはないセンスなんです。 彼らにとって世界はどんなふうに見えるんだろう、って思うけど、彼らが捉えた感覚を最大限わかりやすく表現してくれたかたちがあれら作品群なんだろう、って思うと、なんかもうすげえなあとしか。
自分の枠に入ってないものに触れるのってだいじですよね。 玄ちゃんにとってのソソ様みたいなさ。 おいらの嚢にはいんねえんだよあいつ。
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