今回は……いつも以上に捏造あふれる回でした…
勝手にアイン=ジードをほじくり返しました。 大好きなんだもの…彼…真田幸村みたいです。 切ない。
彼を倒したあとの熊の台詞がまた、泣かせるんだ…
書いてていちばん楽しかったのは、言語のくだりです。
ほんとうは、各国で違う言葉があるようにしようかとも思ったんですが、いつか絶対ボロが出ると思って、困ったときの紋章様です。 いやあ、便利。
あんだけ広いのに共通語がぜんぶ通じるのはおかしな話ですよね…現実世界でだって、いくら英語が共通語として広く認識されているとはいえ、日本人で英語で意思疎通が可能な人はそんなにたくさんいないはず…
ほんとは、ぼんの時代はハルモニア語が共通語として認識されてて、そしてIVとぼんのそれぞれの時代で認識に多少ラグがあって、IVがハルモニア語ってぽろっと言って、「今は共通語って言うんですよ、おじいちゃん」とかいうやりとりも考えたには考えたんですが、それ言ったらぼんもIVも二ヶ国語喋れないとおかしいかな…とか、まあ、面倒だったんでやめました(これだよ)
シンダル文字は、呪術的な意味が大きいような扱いだった気がするので、口語とはぜんぜん違う、っていう括りにしました。
って、Vをやってないから最新の幻水世界がどうなってるのかさっぱりなんですが。
もし矛盾してたらごめんなさい。 目を瞑ってあげてください。
あともうひとつは、ずっと気になってたIIの戦争の意義のことです、文章中でうまく表現しきれませんでしたが…
ミューズ解放した後って、すぐルルノイエなんですよね…ゲームでは延長線上でなんの違和感もなく飛び越えてしまう部分ですが、ミューズは奪還、ルルノイエは侵攻なので、戦争の意味合いはまったく違うんじゃないですか、シュウ兄さん…と、しょうもなく考えてしまいました。
IIの戦争は消極的だと思います、もとは自分たちのものだったものを、とり返そうってのが終盤のミューズまでずっと続いているので…
ミューズとったから勢いでルルノイエまでいっちまおうぜ、だと、現実はそう上手くいかないんではないのかしらん。
ルルノイエに行くまで一回も攻め込んでないんですよ、同盟軍は。 守りの戦って大義名分立てやすいですけど、そういう『大抗勢』をなぞる戦いをずっとしてた同盟軍が、いきなり侵攻軍になるためにはそれ相応の新しい大義名分がいるんじゃないでしょうかね…
同盟軍はずーっと窮鼠猫を噛む、みたいな感じで、がむしゃらにやってきた感じなので、最終的にハイランドを併合するまで突っ走った理由はなんだったのかな、って、それがIIの本編やった後もずっとわからなかったので、そのあたりを書けたらいいと思います。
そのためにも、リカにはそのあたりをほじくってマコトくんを存分にいじめてもらおうと思います。
マコト、がんばれ。 強くなるんだよ…!(他人事か)
リカはすごく、戦いの理念とかにはうるさいほうだと思います。 自分でも、何度も何度も確認すると思う。 自分はこうしたい、国はこうあるべきだと思う、だから戦う、って。
ユキはそのへんは、あんまり何にも考えてないかな…群島解放戦争は、ほんとに追い返しただけで終わったので…クールークは自滅したようなものだし。
それにユキの場合は、ほかにそういうこと考える担当の人(=リノ)がいましたしね…
同盟軍にしても、勢いで行っちゃった、だとあまりに先がないので、ちゃんと、考えて考えて、その上で攻めにいってほしいと思います、個人的には。
そのあたりは、ゲームではジョウイのほうがちゃんと考えてた感じ。 彼は本編でも「ハイランドと都市同盟が共存するには、この土地は狭すぎた」ってはっきり言ってますしね…何がどう狭いのかは、まだ全然消化できてないんですが!
彼のこの言葉が、この戦争の意味を考える上での大きなキーワードになることは確かだな…と漠然と思います。
ちなみに、これも個人的な解釈ですが、ルカさまはジョウイが口にしたようなことは考えてないと思います。
彼はただ、お母さんを傷つけた都市同盟を許せなかっただけなんじゃないかと。
だけどあんまり戦が強くて、身体も大人になっちゃって、誰もそれを止められなかったっていうか……純粋でかわいそうな人だと思います。
まあ、出番は大いに削らせていただきましたが!(いいじゃないか、ゲームであんだけ大暴れしてんだから…)
そんなわけで、IIの戦争は実は突っ込みどころが満載で、その隙間を考えるのが楽しいって話でした。
次はきっとぼんとIIのかっこいいところ書けると思います、がんばります…!