音源って、いろんな媒体で聴くとそれぞれ聞こえ方が違うので、いままで聞こえなかったパートが聞こえてきたりして面白いですよね。
というわけで、『天使にラブソングを2』がなんであんなに感動するのかを考えてみた。(←)
あの映画の歌を歌う場面のなかで、わたしがいちばん好きなのは『オー・ハッピー・デイ』なのですが、それがどうしてかなと考えた。
結論→いちばん肉声だから。
パソコンで再生していて気がついたのですが、『オー・ハッピー・デイ』は、完全に、あるいはほとんどマスタリングしてないライブ録音なんだろうと思う。
そのほかのシーンには打楽器の音なんかがサンプリングされていて、どうしても「外から入れた音」っていうのが入るんですが、『オー・ハッピー・デイ』は伴奏もピアノのみだし、マイクも使わないので、残響とかのバランスに気をつける必要がない。(『ジョイフル・ジョイフル』のローリン・ヒルのソロは、たぶん生録音だと思うけど)
マスタリングした音と、ライブでそのまま録ってる音って、サウンドバランスが違うんですよね。
ライブだと、バランスがとりづらいかわりに、音の奥行きとかが顕著に出る。
たしか『天使にラブソングを2』の生徒たちの役は、吹き替えなしでやってるはず。
彼らの身体の動きは、こう、なんていうんだろう、「本当に歌っている人」の動きです。
だから感動するんだろうなあと思う。
音楽はやっぱりライブで聴きたいな。 あ、ライブというのは生演奏ということでひとつ。
デジタルな時代ですが、音楽という分野においてデジタルがアナログを越えることは不可能だと思う。 少なくとも今は。
[0回]
PR